レイキヒーリングは、最も知名度のあるヒーリング手法です。
それゆえ、ヒーリングを学びたいと思った時、最初に習おうと思うヒーリングでもあります。
レイキが誕生して約100年、忘れられることなく継承されてきたのは、それだけの価値があると認められているからです。
レイキがどんなものであるかを知って、多くの人にヒーラーになってもらいたいと思っています。
レイキ(霊氣)とは何か
「レイキ」とは、元々日本語で「霊氣」と書き、「宇宙エネルギー」のことを言います。
それは、「高次元の存在」から発せられる「波動」であり、且つ純粋な「光」のことでもあります。
宇宙エネルギーは全ての人に供給されていますが、現代人は宇宙のリズムと同調しておらずバランスを崩していることから、氣の流れが悪くなっている現状があります。
心身を癒すヒーリング技法(手当て療法)であり、癒しのテクニックだけではなく、精神性を向上させ、人生を積極的に創造していくためにも有効であることが理解され、その活用法が数多く開発されています。
「アチューメント」(エネルギーの波動調節)を受けて、レイキの流れる回路を開くことで、誰でもレイキが使えるようになります。
レイキ(霊氣)の歴史を知ろう
霊氣療法は、大正時代に臼井(うすい)甕男(みかお)先生により創始されました。
臼井先生が鞍馬山で断食中、宇宙霊気(宇宙生命のエネルギー)との一体化によって「悟り」を得るとともに、「癒しの能力」を体得したことに始まります。これが、「臼井霊気療法」として一世を風靡した「手当療法」であり、究極的には臼井先生が到達された「悟り」へと導く霊法として、多くの実践者から支持されています。
霊気療法は主として海軍内部で広められましたが、敗戦によって消滅し、第二次世界大戦直前に、林忠次郎先生から日系の高田はわよ女史に伝授されたものが、ハワイを中心にアメリカを本拠として独自の発展を遂げ、優れたヒーリングテクニック[REIKI]として世界各地に拡大するとともに、近年日本に逆上陸したというのが通説となっています。
発展してきたレイキ
レイキは海外に渡ると同時に様々な精神世界や宗教にまで影響を与えました。
特にアメリカでの「ニューエイジ」系の精神世界には多大な影響を及ぼし、霊性開発、自己啓発、潜在能力開発の為にレイキを習得する方が増え続けています。
現在、世界中でレイキヒーラーは500万人以上いると言われています。
アメリカや、イギリスなどの病院やクリニックでは、レイキを治療の一環としている病院や、保険適用が可能な病院もあります。
看護学校ではレイキを選択科目の一つとして取り入れていたり、オースラリアでは医療従事者向けに国家資格として設けられている国もあります。
イタリアでは、レイキ科が併設されている病院があるほどです。
増えてきたレイキの種類
レイキには、日本伝統式と西洋式など、さまざまな種類があります。
これは、臼井甕男が始めた臼井霊気療法が海外で独自に発展・簡略化したもの、という経緯によるものです。
そのため、レイキにはいくつかの技法がありそれぞれ少しずつ違いがあります。
臼井霊気
臼井甕男氏によって大正時代に始められた、宇宙エネルギーを使った心と体を癒す手当療法です。
直伝霊気(伝統式レイキ)
直伝霊気と、臼井甕男によって大正時代に誕生弟子である林忠次郎 氏(元海軍大佐)、山口千代子 氏に継承されていった伝統式レイキの流れを汲んでいるレイキです。
病気治療をメインとしています。
西洋式霊気(REIKI)
西洋式レイキは直伝霊気よりも手技が全体的に簡素化され、よりヒーリング要素が強く、美容やリラックス効果を取り入れたものとして海外では「REIKI」と表示され広く受け入れられています。
伝統式なレイキは、伝統を重んじて門戸を狭くしていましたが、西洋レイキにより世界中へ発展していきました。
現代霊気
西洋で発展してきたレイキが、あまりにも伝統的な霊気からかけ離れてしまっていたため、土井裕氏により現代レイキヒーリング協会が設立されました。
新しい霊氣の系統ではなく、臼井霊氣療法を現代人が活用するための新しい実践法であり、「伝統霊氣の精神性」と「西洋レイキの合理性・効果性」を融合させた「現代霊氣式 臼井霊氣療法」です。
発展系霊気
海外の西洋レイキマスターたちにより、さまざまな個性とともに発展したレイキです。
カルナレイキ、ライタリアン・レイキ、レインボーレイキなど、多くのレイキがあります。
レイキヒーリングで期待できる効果
エネルギーの流れがスムーズになることで、自然治癒力が高まり、全体的な健康状態が改善されます。
心と体は繋がっており、精神的な問題、肉体的な問題の双方に効果が期待できます。
・ストレスの軽減
・自然治癒力の向上
・エネルギーバランスの調整
・感情の癒し
・精神的な成長
・身体の不調の緩和
・睡眠の改善
レイキの資格 独学で学べるのか
レイキヒーリングは日本発祥の手当療法ではありますが、国家資格ではありません。
アメリカなどでは大学で学ぶことができますし、インドでは国家資格となっています。
日本では、個々のレイキティーチャーから学び、ヒーリングコースを修了すると資格証が与えられます。
レイキは、アチューメントといって、レイキの回路を開くことが必要となります。
このアチューメント(伝授)は、レイキティーチャーにしか出来ないため、独学で学ぶということは出来ません。
重要なレイキティーチャー選び
そもそも、レイキはごく限られた者にしか伝授が許されず、丁寧な指導の元に伝えられてきたものでした。
しかし、発展し広まるにつれ、気軽に考えられるようになってきました。
ご自身や、ご家族にヒーリングするのは気軽さが一番です。
ですが、知識も能力も不十分なままに仕事として、ヒーラーとしてレイキヒーリングを施術する、教える方が増えてきたことにより、問題も起こっています。
伝授を受けた後でも十分に指導が受けられるよう、ティーチャー選びはとても大切です。
その後のフォローをしない、出来ないティーチャーが増え、レイキ難民と言われる人たちも増えています。
また、レイキティーチャー自体にティーチャーの能力がないという事例も出始めていて、ゆゆしき問題となっています。
レイキティーチャーは、伝授後も指導が可能な方を選びましょう。
また、ご自身の直感を信じてティーチャーを選びましょう。
レイキを学ぶ3段階
第1段階
◇ テーマ 「体の浄化」 レイキの回路を開く・セルフヒーリングの講習
第2段階
◇ テーマ 「心の浄化」 3つのシンボル伝授・遠隔ヒーリングの講習
第3段階
◇ テーマ 「ハイヤーセルフに目覚める」 マスターシンボル伝授・パワーアップ
遠隔伝授は可能なのか
今や、遠隔で伝授をすることが可能となってきています。
しかし、遠隔で伝授が出来るのは、ティーチャーが高次元を開いているから可能なのです。
今現在、高次元を開いているティーチャーは数少ないと思われます。
レイキティーチャーは今や各県に沢山います。
遠隔で出来るとうたっていても、対面で伝授を受けられることを強くおすすめします。
また、極端に安価で講座もなく遠隔で1回ですべての伝授を行っている方が一部おられますが、それではきちんとした伝授は受けられません。
アチューメントは何回にも分けて行われ、少しづつ回路を開いていきます。
一度に回路を開くと、体に相当大きな影響を与えてしまうからです。
そして、少しづつ時間をかけて理解を深めていくこともまたとても重要なことなのです。
安価で伝授が出来ないのは、お金はエネルギーであり、伝授をするためにそれだけのエネルギーを使う必要があるからです。
安価でやるということは、そのことを知らないティーチャーということになります。
また、残念なことに、遠隔伝授出来ない人が遠隔伝授をしてしまっているという事態も起こっています。
伝授されておらず、エネルギーを感じられることもないまま一生懸命セルフヒーリングをされている方も見受けます。
しっかりとしたティーチャーの元で、時間をかけてきちんと学ぶことで、自分自身の成長へもつながります。
ティーチャーは誰でもよいのではなく、ティーチャー選びはとても大切です。